【2023/03のコラム】3分類

2023/03/07

おはようございます。
キレイデザイン協会の大沢清文です。

先月ご紹介した「キーぼう」「あおちゃん」「あかっち」
3つのキャラクターが活躍する絵本『みんなちがって みんなだいすき!』
2月14日に発売となり、多くの方に手にとっていただきました。
クラウドファンディングも1日で目標を達成することができ増刷も決まりました。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます。
ありがとうございました。

これから、この3つのタイプについて
さまざまな事例をもとにご紹介していきたいと思います。
接客、ダイエット、ホームページ、上司と部下…
3分類を意識すると、
人との関係性やコミュニケーションの取り方は劇的に変わります。
私自身、セミナーの進め方、資料の作り方など
ビジネスの上にも活かしていますが、反響を実感しています。
皆さんの日常やお仕事に、少しでもお役に立てれば幸いです。

さて、1回めは接客についてです。
・商品(もしくはサービス)には自信があるのに、なぜか売れない
・クロージングが苦手
・売ることに対して罪悪感がある
・どのようなトークで接したらいいのかわからない
・お客さまが思わず買いたくなる(喜ぶ)言葉がわからない
・売上を伸ばしたい
こういったお悩みはありませんか?

接客が難しいと感じているなら、
相手が欲しているものと、
自分が提供したいものとがズレてしまっているのかもしれません。
本来、人が本当に欲しいものを買うときというのは、とてもうれしいもの。
売る方もまた、喜びを感じるものだと思います。
3つのタイプの違い、タイプ別のアプローチ方法を知れば
接客はもっと楽しく、スムーズになると思いますよ。

まずはムーンタイプから見てみましょう。
絵本では「キーぼう」に当たります。
ムーンタイプの人は、“人”がポイントになります。
たとえば、美容師さんが辞めるとついていったりするほど。

だから、親切な店員さんだな、丁寧に説明してくれるな、という感覚が
大きなウエートを占めます。

話もしっかりと聞くタイプなので、
時事ネタなどの前置きからスタートして、自分のことにも触れながら
会話の中で徐々に興味のあることを引き出していくアプローチが有効です。

想いや意見を尊重しながら、
親身になって対応し、信頼を得ることを心がけましょう。

絵本では「あおちゃん」のアースタイプは、とってもクール。
ムーンタイプとは異なり、
何が欲しいのか、どんな髪型にしたいのかなど
希望を単刀直入に聞くことがポイントです。
商品やサービスの説明も端的に、簡潔に。
また、まとわりつく接客を好まないことが多いので
たとえば雑誌を渡しておいて用事があるときに声をかけてもらうなど
あくまでも自分のペースを保ってもらえるように
心を配ることが大切になってきます。

「あかっち」のサンタイプには
とにかく気分良くなってもらうことです。
特別扱いやVIP扱いを好みますので
責任者を含め、できるだけたくさんのスタッフから声をかけるといいでしょう。
また、直感的な判断をする傾向が強いため
いいものは積極的にお勧めすると、売上が期待できます。
著名人が使っている、テレビで紹介されたといったコメントも効果的です。
一方、飽き性でもあるため、
飽きない工夫をすることも必要です。

日本における統計では
100人以上が集まった場合や、100人を超える団体での
ムーン:アース:サンの割合は、
不思議なことに必ずおおよそ35:40:25になります。
つまり、偏りなくどのタイプも存在している状態だということです。

お互いの違いを認識しないとコミュニケーションをとるのは難しいし、
視点を変えれば、
同じタイプだけに偏っていると
100人を超えるビジネスには成長できないということでしょう。

3つのタイプを意識すると、
違うタイプ同士でもお互いを尊重しながら
対人関係における対処の仕方がわかるようになります。

接客にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

陽気な鳥たちの鳴き声が聞こえる新しい月の始まりにワクワクしながら
桜舞う3月を楽しんでお過ごしください。