【2023/04のコラム】3分類の活用事例

2023/06/26

おはようございます。
キレイデザイン協会の大沢清文です。


桜も満開になり、春本番。
心地よい陽気に、心もわきたつようです。
学生さんや新社会人にとっては、新生活がスタートしましたね。
皆さんにとって、はなやかで、おだやかな日々となりますように。

さて、先月からご紹介している「ムーン」「アース」「サン」
この3分類の活用事例について
今月もお伝えしていきます。


今回は、ホームページのつくり方についてです。
まず大前提として、次のことを押さえておきましょう。
1. 日本人の人口で一番多いのは「アース」タイプである。
2. 「ムーン」タイプは文字、ストーリーを好む。
3. 「アース」タイプは数字、結果を好む。
4. 「サン」タイプはイメージ、雰囲気を好む。

そのため、まずはアースに向けて
・限定00個
・00の特典つき
といった、数字や結果を入れる。

次に、サンのために
・美しい写真や目を惹く映像
・色合い
などを効果的に用いる。

最後に、ムーンに向けて、
・なぜこの商品(サービス)が良いのかという説明
・お客さまの声
で締めくくる。
これを基本的な設計とするのが良いでしょう。

アースに響く数字や特典

サンに響く映像美

ムーンに響くストーリー

すべてに響くように、3つを組み合わせることが必要です。
これはホームページだけではなく、
申し込んでもらいたいカタログやチラシ、メニュー、バナーなどにも有効です。

例えば、ハワイ旅行のパンフレットなら。
・0月0日限定0組、00日までの申し込みで…をプレゼント
・海やリゾートホテルの写真
・…さんのための…ツアー

ファミレスのメニューなら。
・値段(これは当然ですが)、カロリー
・写真
・“アボガドのさくら風味の…和え”というようなネーミング、
“…さんが丹精込めて育てたホウレン草を使った…”というようなコメント
(ムーンが連想できるように)

改めて、人に行動を促すには
数字+ビジュアル+キャッチコピー
が必要なんですね。

私も講演の資料づくりでは3つを意識しています。
・目次
・ビジュアルによる図解
・説明

また、ある銀行がクレジットカード販促のDMを送付する際
3つのパターンを作成したことで高い反応率を得た。
化粧品の通販において、
3つのパターンで封筒をデザインしたことで開封率がアップした。
といった実例もあります。

前回は接客の3分類についてご紹介しました。
・感じの良い店員からつい買ってしまうムーン。
・人柄よりもコストパフォーマンスを重視するアース。
・見た瞬間にピンときたもの、自分にしか分からない直感で買いがちなサン。

・話が長く、丁寧に文章で話すムーン。
・言われたことにしか答えない、話があまり広がらないアース。
・話しながら、さまざまな方向に話が飛んでいくサン。

多くの人が、コミュニケーションギャップに悩んでいるのは
「自分がうれしいことでも、実は他人にとってはうれしいことではない」と
認識できていないからだと思います。
ここに人間関係の難しさがありますが、
意思決定や人との接し方は人それぞれであると知っておくだけで
少し心が軽くなるのではないでしょうか。

副業やフリーランスで働く方や、自分で起業する方が増えている昨今
ビジネスで成功するためには、自分で顧客をつくっていかなければなりません。
だからこそ、人について学ぶことは大切な要素です。
・どうしたら集客ができるのか。
・どうしたらものを買いたくなるのか。
・どうしたら買い続けてくれるのか。
買いたいと思ってもらえる伝え方を吟味し、精査し
10年以上、長く続けていくためには
人に焦点を当て、心理を知る必要があります。

まずは、3つのタイプを知ることからはじめてみてはどうでしょうか。
これからも、さまざまな活用例についてご紹介していきますし、
インスタグラムでは、ここでご紹介した以外の例もご覧いただけます。
ぜひのぞいてみてくださいね。